関西学生アメリカンフットボール連盟では来場者の皆様が安全、かつ快適に観戦出来るように環境を確保して、試合・イベントの実施を円滑にし、選手・スタッフが安心して試合・イベントをする環境を確保することを目的として、以下の通り観戦規約を制定いたしました。

この観戦規約はすべての関西学生アメリカンフットボール連盟の試合に適用されますので確認・同意の上、チケットをご購入いただき、来場くださるようお願い申し上げます。

2025年 8月

観戦規約

第1条(目的)

この観戦規約は(以下「本規約」といいます。)は関西学生アメリカンフットボール連盟(以下関西学連)及び関西学連から大会の許諾を受けた者の主催・主管するアメリカンフットボールの大会及び試合の観戦に関する事項を定め、円滑な試合執行と観客の安全、快適な観戦環境を確保することを目的とします。

第2条(定義)

本規約において、次の各号に掲げる用語の当該各号に定めるとおりにします。
 (1)「試合」とは、アメリカンフットボールの試合を言います。
 (2)「選手」とは関西学連が主催・主管する試合に出場するプレーヤーを言います。
 (3)「会場」とは試合の行われる施設をいいます。
 (4)「チケット」とは主催者又は主催者から委託を受けた者が発行した試合会場への入場のための券を言います。(電子チケットを含みます。)
 (5)「スタッフ」とは主催者との契約に基づき、主催者のために試合の運営を行い又は補助する一切の者をいい。主催者の役職員、アルバイト、審判員、選手、チーム関係者(応援団、チアーリーダー等を含みます。)、会場の関係者、警備員を含みますがこれに限りません。
 (6)「観客」とは会場において試合を観戦し、または観戦しようとする者をいいます。

第3条(本規約等の同意)

1 観客は本規約に全て同意した上で試合のチケットを購入するものとします。試合のチケットを取得し、会場に来場する観客は本規約の同意をいただいたものとみなします。
2 観客は選手、チーム関係者、他の観客、主催者、スタッフを常に尊重し、いかなる場合であっても暴力、暴言、選手の人格を否定する言動又は公序良俗に反する言動、(著しく下品なフィンガーサインを含みます。(以下同様とします。))、付きまとい、誹謗中書、差別行為(性別・性的思考・性自認・人種・国籍・障害の有無・肌の色その他の身体的特徴・年齢・言語・出自に関する差別を含みます。以下同様とします。))ファンサービスの強要、身体的接触、性的目的での画像又は動画の撮影・投稿(無許可)、その他のハラスメント行為を行ってならないことに同意します。関西学連はこれらの行為を絶対に許容しません。

第4条(契約の成立)

1 試合の観戦契約は観客がチケット取得したとき、観客と主催者との間で本規約に基づき成立するものとします。
2 チケットを有する者は、チケットの定めに従い、本規約及び主催者が定める条件に基づき、会場内の指定された座席又は場所で試合を観戦することができます。
3 観客は会場の入場に際し、主催者所定の方法によりチケットを提示した上で入場につき、確認を受けるものとします。
また、観客は入場後においても会場を退出するまでの間、チケットを保持し、スタッフが求める場合、いつでもこれを提示するものとします。

第5条(販売拒否事由)

関西学連は、下記に記載する者に対し、チケットの販売を拒否することができるものとします。
 (1)暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団、その他これに準ずる者(以下、総称して「反社会的勢力」といいます。)
 (2)反社会的勢力に対し、資金その他の便宜を提供し又は社会的に相当と認められない関係を有する者
 (3)不正転売(特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律第2条第4項の「特定興行入場券不正転売」と同義とし、以下同様とします。)その他の違法又は不当な目的又は手段によりチケットを取得した者

第6条(入場拒否事由)

関西学連は、下記に記載する者の入場を拒否することができるものとします。

 (1)第5条の販売拒否事由に該当する者
 (2)過去に本規約に反する行為を行った者、又は主催者から退場措置(第12条に定義します。)を受けた者
 (3)選手、チーム関係者、他の観客、主催者又はスタッフに対して迷惑行為(暴力、暴言、付きまとい、誹謗中傷、差別行為、ファンサービスの強要、性的目的での画像又は動画の撮影・投稿、その他のハラスメント行為を含みますがこれに限られません。)を行った者又は行おうとする者
 (4)泥酔又は酩酊状態にある者
 (5)持込禁止物(第8条に定義します。)を持ち込もうとする者
 (6)試合の円滑な進行を妨げ又は妨げようとする者
 (7)殊更に他の観客を威圧する身なり、又は過度に露出度の高い服装の者
 (8)明らかに体調が優れず、又は空気感染のおそれのある感染症に羅患しているおそれのある者
 (9)前各号の他、入場を認めるべきでない相当の理由があると主催者が判断した者

第7条(転売等の禁止)

1 主催者からチケットを購入又は入手した者は、第三者に対しチケットの不正転売を行ってはなりません。
2 主催者はチケットの不正転売に伴う観客間又は観客と第三者間のトラブルに関し、一切責任を負いません。

第8条(持込禁止物)

1 観客は会場に以下の物を持ち込んではなりません。ただし、主催者又は会場管理規制により明示的に許容されている場合はこの限りではありません。
 (1)銃砲刀剣類、警棒、こん棒、スタンガン、スプレー類、花火、爆発物、爆竹、劇薬物、その他の危険物又は一般的に凶器となり得る物
 (2)違法な薬物
 (3)悪臭を放ち大音量若しくは光線を発し、他の観客の視界を遮り、又はその他の態様で試合の円滑な運営又は他の観客の安全かつ快適な観戦を妨げるおそれのある者
 (4)ペットその他の動物(身体障害者補助犬その他の一般に認められているサービスアニマルを除きます。)
 (5)主催者と無関係の特定の企業、政党、宗教、思想を殊更に想起させ、又は広告するもの
 (6)その他主催者又は会場管理者が別途指定し、又は試合の円滑な運営を妨げるおそれのある物
2主催者は、観客に対し、随時手荷物検査及び身体検査を行うことができるものとします。
3主催者は、観客に対し持込禁止物の破棄、没収、一時預かりを行うことができるものとします。

第9条(入場及び退場)

1 観客は主催者が定めた時刻から会場に入場することができ、主催者が定めた時刻までに退場するものとします。
2 観客は、会場内においては常に主催者又はスタッフによる指示又は注意事項を遵守しなければなりません。
3 観客は会場周辺において近隣の住民等の第三者の迷惑になる行為を行ってはなりません。

第10条(観戦時の同意事項)

観客は試合の観戦に際し、以下の各項に定める事項に予め同意したものとみなされます。

1 会場内及び会場敷地内において、主催者又は主催者が指定した者が観客個人も肖像や観客が持ち込んだ物等を含む映像、写真等を撮影すること。
2 前項で撮影した映像、写真等が以下の用途で利用される場合があること。
 (1)試合の中継(テレビ放送、インターネットによるものを含みますがこれに、限られません。)
 (2)会場内に設置されるモニターへの投影
 (3)主催者による主催者公式メディア(SNSを含む)での公開等
 (4)主催者又は主催者が認めたメディア等による報道
 (5)主催者又は主催者が指定した者による映像作品や映像配信サービスの制作及び販売
 (6)その他前各号に関する用途

第11条(禁止行為)

1 観客は主催者の許可を得ることなく、会場内において以下の行為を行ってはなりません。
 (1)チケットにより指定された座席またはスペース以外の場所を占拠する行為 また、後から来る者のために対して、著しく大量の席の確保行為
 (2)悪臭を放つ行為、大音量若しくは光線を発する行為、他の観客の視界を遮り又はその他の態様で、他の観客の安全かつ快適な観戦を妨害し試合の運営を妨げるおそれのある行為
 (3)主催者又は会場が管理する施設及び物品の毀損行為
 (4)主催者又は関西学連とは無関係の特定企業、政党、宗教、思想等を殊更想起させ、又は広告若しくは勧誘する行為
 (5)選手、チーム関係者、他の観客、主催者又はスタッフに対する迷惑行為(暴力、暴言、付きまとい、誹謗中傷、差別行為、ファンサービスの強要、身体的接触、性的目的での画像又は動画の撮影・投稿、その他のハラスメン行為を含みますがこれに限られません。)
 (6)グランド、花道等への侵入、試合への乱入、物品の投げ入れ、その他試合への介入行為
 (7)立ち入り禁止箇所への侵入行為
 (8)録音、動画の撮影又は配信行為(ただし主催者が明示的に許容した場合を除きます。)
  関西学連が有料配信を行っている試合の動画は、アップロード禁止とします。
 (9)フラッシュ・固定スタンド等を用いた写真撮影行為、又は商用・販売目的による写真撮影行為
 (10)主催者又は会場管理者の定める、本規約、会場管理に関する規則又はその他の規則等に違反する行為
 (11)殊更に他の観客を威圧する身なり又は過度に露出度の高い服で観戦する行為
 (12)楽器を使用した応援行為(主催者が許可した物は除く)
 (13)第三者の権利を侵害し又はその恐れがある行為
 (14)前各号のはか、試合の円滑な進行又は他の観客の観戦を妨げ、又はスタッフの指示に反する行為
 (15)喫煙が禁止されている場所での喫煙行為(競技場によっては全面的に喫煙が禁止されているところがあります。)
2 スタッフは観客が前項各号の行為を行ったと判断した場合、観客に対して身分証明書の提示、所持物の開披、撮影内容の確認その他の合理的な要請を行うことができ、観客はこれに従わなければなりません。

第12条(退場措置)

主催者は、以下各号のいずれかに該当する観客について、会場から退場させることができます。この場合、主催者は、該当観客に対し原則チケット代金の返還は行ないません。
 (1)第6条各号に定める事由に該当する者
 (2)第8条第一項の持込禁止物を会場内に持ち込んだ者又は同第2項及び第3項に定める措置を拒否した者
 (3)第11条第1項各号の禁止行為に違反した者及び同第2項に定める要請を拒否した者
 (4)主催者又はスタッフによる指示を遵守しない者
 (5)その他本規約に違反した者
 (6)前各号に準じる事由があると主催者が判断した者

第13条(責任の制限)

主催者は、試合に関して、観客が被った損害については、主催者の責めに帰すべき事由がない限り責任を負わないものとします。主催者は安全な試合運営のために商業上合理的な努力を行いますが観客同士のトラブル、紛争は、原則として当該観客間で解決するものとします。

第14条(分離可能性)

本規約の一部が裁判所によって違法又は無効と判断された場合でも、本規約の残り部分は有効存続するものとします。

第15条(準拠法・管轄)

1 本規約は日本法に準拠し、これに従って解釈されるものとします。
2 本規約に関する観客と主催者との間の紛争については、大阪地方裁判所をもって、第1審の専属的合意管轄裁判所とします。

第16条(効力)

1 本規約は、2025年(令和7年)8月1日に効力を発するものとします。
2 本規約は関西学連において改訂することがあります。関西学連は改訂後の本規約を効力発生日の相当期間前までに関西学連のホームページ等で周知するものとします。